2020年4月から国による高等教育の就学支援新制度が始まりました。国（公費）からの支出で私立専門学校の場合、入学金16万円、授業料59万円を上限として免除されます。また、日本学生支援機構から給付型奨学金として自宅生約46万円、自宅外生91万円が支給されるものです。対象となる世帯年収や学校を確認してください。

　ひとり親家庭等の者で、専門学校専門課程に自宅通学の場合、月額89,000円、高等課程に自宅通学の場合、月額45,000円が貸与されます。申請に当たっては在住の市役所・町村役場、所管の件福祉事務所に相談してください。

　高等専修学校及び高等課程の生徒が対象です。保護者が県内に居住しており、品行方正で学習意欲があり、経済的理由により就学が困難である者が、学力要件なく貸与を申請できます。入学一時金と月額奨学金を別々に、あるいは一緒に申請できます。在学する学校を通して申し込んでください。

(URL)https://www.pref.saitama.lg.jp/f2204/j-s/gen-boshuu.html
(URL)https://www.pref.saitama.lg.jp/f2204/
j-s/gen-boshuu.html

　各専門学校独自の特待生制度で、学費の軽減や免除等の奨学制度が増えてきています。またその学校が加入している団体等の奨学金があります。本冊子掲載校の「利用できる奨学金制度」欄で確認してください。

　本多静六博士から寄贈された秩父中津川地域の森林を活用して設立された奨学金制度で、入学一時金を約30名に30万円以内(無利息)、月額奨学金を30名に月額3万円以内(無利息)で貸与されます。詳しくは、埼玉県農林部森づくり課に相談してください。

(URL)https://www.pref.saitama.lg.jp/a0905/hondashogakukinboshu.html
(URL)https://www.pref.saitama.lg.jp/a0905/
hondashogakukinboshu.html

　あしなが育英会、新聞奨学制度、市町村の奨学金制度、企業や個人の寄付等を資金とした奨学金制度があります。

　日本政策金融公庫が「国の教育ローン」として、最大350万円の入学時資金を低金利・無担保で貸し付けています。また、埼玉県金融課では県のローンを扱っています。そのほか銀行や労働金庫、各種共済、JAなどの金融機関にも教育ローンがあります。